2024/11/22 Category : [PR] ×[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 演じる ぶんじんさん (2010/05/03 08:06) [コメントを編集する] と言う意味では、これは演劇の一種なのかな。写真・パロディーの枠を越えた何かなのでしょう。 >ぶんじんさん 紫式子(しきこ) (2010/05/06 21:25) 森村泰昌本人は「美術家」を自称していますね、 写真家でも俳優でもなく。
2010/05/02 Category : Art 「森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の 芸術」@東京都写真美術館 『LIFE』誌をパロディしたような広告画像が「写真の世紀」20世紀がモチーフであることをアピールしていて可愛らしいですね。メインは映像作品「旗を立てる」だったんだろうけど、個人的にはデュシャンに扮してチェスを打つ、『チェスを打つ裸体』を素にした作品でうるうる来てしまった。「森村さん、デュシャンと出会えて良かったね」というような。森村さんがデュシャンに「なった」のは今回が初めてではなくて、かなり初期だったと思うけど『だぶらかし(マルセル)』というタイトルでデュシャンの女装姿「ローズ・セラヴィ」があって。それが今回の新作の左奥に飾ってあったんですね。そして手前には、老いたデュシャンを演じる森村さん。私にはそれが、若き日の森村さんが「芸術においてのお祖母さん」であるデュシャンに「孫」として認められて作品を展示することを許され、邂逅を果たしたように見えました。『だぶらかし』の頃は、デュシャンを理解しようと学んでいて、だけどまだ「辿り着いて」いなかったように今は思えます。森村さん自身も歳を重ね、老いたデュシャンを自然に演じられるようになった今、森村さんは理論や言葉でなく在り様としてデュシャンに「なれた」ような気がします。あと、作品の中でデュシャンとチェスを打つ裸婦、これも森村さんが演じてる訳ですが、「ローズ・セラヴィ」でもあるのだとか。とすると、「女優」時代の森村さんが晩年のデュシャンと対局しているとも取れますね。作品の素になった写真が撮られた『チェスを打つ裸体』パフォーマンス時はデュシャンの勝ち、「裸体」のモデルの負けだったそうですが今回「デュシャン」と「ローズ・セラヴィ」が打っているのは勝負がつかないオノ・ヨーコの『ホワイト・チェス』。「美術史の娘」として、美術史に戦いを挑むのではない、愛してもらうのだという初期シリーズの密やかな続編のように思えました。 [0回]PR Comment1 Comment 演じる ぶんじんさん (2010/05/03 08:06) [コメントを編集する] と言う意味では、これは演劇の一種なのかな。写真・パロディーの枠を越えた何かなのでしょう。 >ぶんじんさん 紫式子(しきこ) (2010/05/06 21:25) 森村泰昌本人は「美術家」を自称していますね、 写真家でも俳優でもなく。 Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword