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紫式子日記

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『時効警察』



年始に買ったDVD-BOX、GW中掛けてようやく観ることができましたァン!!

いゃーいいなぁ素晴らしいなぁ。
映画・舞台で培われた才能をTVで発揮させるとこういう風になる、
というお手本みたいな作品。

監督ごとに「色」が違って、しかも同じ監督が2話以上
担当している場合がほとんどなので
「そーか、この人はこーいうのを撮りたい人なんだ」
ってのがわかって面白かったです。



◆三木聡監督
東ちづるが料理研究家を演じた第一話、
池脇千鶴が水泳の五輪代表候補を演じた第二話、
りょうが作曲家を演じた最終話の3つを担当。
『時効警察』の中ではベーシックでリアリティがある印象。
あんまりトンデモな演出はしない。
日常で「クスッ」としてしまう瞬間を沢山集めてある感じ。

イン・ザ・プール [DVD] 亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD] 転々 プレミアム・エディション [DVD]

◆岩松了監督
緒川たまきが華道家を演じた第三話、
葉月里緒菜が発明家を志す主婦を演じた第七話を担当。
時効管理課の「課長」を演じている俳優でもある。
犯行を犯した女性や、それを取り巻く人々の
「かなしさ」のようなものを鋭敏に描いている。
特典映像の解説の中で、麻生久美子は
「岩松さんの回は、最後、霧山が三日月を追いかけている
 (三日月にすがるようなシーンで終わっている)」
とコメント。

◆園子温監督
永作博美がミステリ女優を演じた第四話、
森口瑤子がスナックのママを演じた第七話を担当。
物語の情緒を非常に大切にしている印象。
ストーリーの起承転結が明確ではなく、
じわじわと浸透するように話が進んでいく。
と思ったら、やっぱり「詩人」の肩書きも持っている方だった。

自殺サークル [DVD] 紀子の食卓 プレミアム・エディション [DVD] エクステ [DVD]

◆ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督
桜井淳子が数学者を演じた第八話を担当。
非常にコミカル、舞台での演出をそのまま持ってきている。
緒川たまきと結婚した方(功徳者!!)。

グミ・チョコレート・パイン通常版 [DVD] 罪とか罰とか [DVD]

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映画『おくりびと』



よかったです。
後半ほとんど泣いてた。
でも終わりは少々あっけなすぎる感。
「無難に」いい映画ですね。

ヒロスエの舌足らずな喋り方が結構、気に障ります。
モックンのややたるんだ裸体が、リアリティを増していて良かった。

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映画『GOEMON』



和サイバーパンク映画!!
改めて私は紀里谷監督のセンスが好きだなーと思った。

時代劇だってことは忘れて観た方が楽しめるかも。
あとは時代考証とかもろもろブッ飛ばしてるので、
どーしてもという方は日本文化を勘違いした
外国人映像作家の作品だと思って観ると、
映像や音楽の素晴らしさに集中できるかも☆

あ、和モノをSFちっくにアレンジしているせいで、
徳川軍がスターウォーズの帝国軍そっくりです



以下、てけとうなメモ。

・五右衛門と才蔵の相思相愛ツンデレっぷりは何だあれ、腐女子を狙ったつもりか!
・一緒に観た『おくりびと』ではうざかったヒロスエのロリ声も、
 非現実なこちらの映像ではしっくり来ていました
・紀里谷監督は本当に要潤の使い方をわかってらっしゃる……。
・チェホンマンが秀吉の用心棒役なんだけど、そんな役やって本国で叩かれないかしら
・中村橋之助だけが「本物」すぎて浮いていました

・『キャシャーン』みたいに最後に蛇足な語りが付くとかは流石になかったです
・でも相変わらず脚本には論理的必然性が欠けていました
・とりあえず平和主義ムービーなのに戦闘シーンがカッコよすぎるのをだな!!


あと『キャシャーン』の麻生久美子の衣装でなんとなくわかってたけど、
今作のダンスシーン(最初の方のやつ)で再確認した。紀里谷監督は脚フェチ。


チケット代にすると1300円相当かなー。
私は1550円で観ましたが……。
ちなみに私の中での『キャシャーン』の評価は950円です。



CASSHERN [DVD]
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『甲賀忍法帖』山田風太郎



浅田寅ヲによるコミカライズ版、それからそのつながりで
『バジリスク』も読んでいたので、満を持して、という感じで原作。

すごく90年代的なものというか、
二次創作・ラノベ的なものとして楽しませていただいたんだけど、
これ、60年代の作品なんだよね……。
やっぱ60年代ってファンキーな時代だったんだね、と言うべきか。

今読んでも全然古びずに「トンデモ」なのは、すごい才能だと思う。



「トンデモ」という点において、ある意味『バジリスク』より
解釈が正しいんじゃないかしらん、と思っている

甲賀忍法帖・改 (1) (角川コミックス・エース) 甲賀忍法帖・改 (2) (カドカワコミックスAエース)

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