2010/06/20 Category : Art 絵画と写真の関わり合いについて自分なりにまとめてみた。 細野晴臣氏の「人間が正確なリズムを刻みつづけられるって思うのはロマンだからね」発言に触発され、「人間が正確な写実を描けるって思うのはロマンなんじゃね?」という仮説を立ててみた。音楽(リズム隊)だとコンピューター制御による均一均等なリズムが自由な音楽の追求を許しましたが、絵画にも写真が登場してくれたことによって自由な表現を追求できる時代が訪れたのではないだろうかと。って話をするとやっぱり つづきはこちら [0回]PR
2010/06/20 Category : TV 『Schola(スコラ) 坂本龍一 音楽の学校』 ドラムズ&ベース編(4) NHK教育にて2010/6/19 23:45~24:15終わっちゃいましたね……( ´・ω・)楽しいシリーズだったので寂しい。バッハ編からジャズ編、ドラムズ&ベース編へ、実は後者2つはバッハ編で既に話された内容がキーワードになっているという、構成力の素晴らしさを見せつけられるシリーズ編成でしたね。今回は1970年代、コンピューターが音楽の世界に取り入れられ、正確なリズムを刻んでくれるようになってからのドラムズ&ベース(を初めとする生楽器)の存在意義? についてのおはなし。YMOは言うまでもなく日本での電子音楽の先駆けみたいな人たちですからね。コンピューターを使った無機的な音楽を初めて耳にしたときは「未知の世界だから興奮した」(細野晴臣氏)そうです。実際に使ってみると、8分音符2つを12等分し、奏でる長さを13:11とか14:11にずらすと沖縄民謡っぽいリズムになることがわかって「ノリ」の数値化、分析に役立ったとか。初期は民謡(ゆらぎのある音楽)をデジタルカバーするなどしていたようですが、そのうち興味は「均一なコンピュータのリズムに生楽器の音を即興的に重ねる」試みの方へ。坂本龍一氏はスタジオに設置されたピアノを弾き、「生の楽器はインターフェイスとして優れている」とコメント。また印象的だったのは、細野晴臣氏の「デジタルが出てきてから、走る (興奮してテンポをどんどん速くしてしまう)のが楽しい」という言葉。坂本龍一氏はそれに「僕ら人間は、時計のように時を刻んでいないから」と答え、細野晴臣氏も「一曲全部、初めから終わりまで 正確なリズムを求めていたのはロマンだからね」と。コンピューターによる音楽は、生楽器の居場所を奪った訳ではなく、「正確なリズム(音階もかな?)」から演奏家を解放することで、より自由な表現の追求を許した、というような結論に至っていました。で、美術でもそういう出来事ってあったんかなぁ、と思ってゆうべ番組終わった後調べてた。それは次で。 [0回]
2010/06/13 Category : Movies 『アリスが落ちた穴の中』2回目観てきました。 以前このblogでもご紹介した、寺嶋真里監督の★『アリスが落ちた穴の中 ~Dark Marchen Show!~』。愛知芸術文化センターで行われている★「映像の学校」というテーマ上映会で上映されると聞き、行ってきました。「映像の学校」、今年度のテーマは「実験映画」。金曜・土曜は、「単に古いものではなく、現代にインスピレーションを与える」ものとしてサイレント映画の名作を上映していたそうです。そして『アリスが落ちた穴の中』を「サイレント映画を現代に蘇らせる試み」と解釈し、上映プログラムに加えられたとのこと。映画の内容は以前プレミエレポートに書いたので省かせていただくとして、2回目に観る感想をば。 つづきはこちら [1回]
2010/06/13 Category : TV NHK「ハーバード白熱教室 第10回」をノート取りながら観てみた。 先週twitterで「皆でハーバード白熱教室を観ながらノートをとって、終わったらupして見せ合おう」みたいな企画をしてる方がいらっしゃいまして、私ちょうど外出してたので参加できなかったんですけども一週遅れてやってみました。ぼっちパワー遺憾なく発揮。観たのは第10回「アリストテレスは死んでいない」。ちなみに、番組の存在は知っていましたが、私がまともに観るのは今夜が初めてでした。取ったノートは以下の4ページ。きれいに前後半で2ページずつ。紙のサイズはA5です。もっと大量になるかと思っていたのですが、簡潔なフレーズにギュッと情報が濃縮されていて存外コンパクトにまとまったノートになりました。授業のテーマは「正義」。カントら近代のリベラル派の考え方とアリストテレスのいわゆる古典派の考え方を、近年実際にあった訴訟を例に比較・議論し「正義」にアプローチしていく面白い授業でした。まぁ実際、内容はもっと詳しく、まじめなご専門の方に聞いていただく方が良くって……。やってみて思ったのは「ノート取りながらNHK教育観るの、面白い」てことでした。たぶんノート取ってなかったら、上記の「面白い授業」て感想も出てこなかったと思うんです。私TV観るときいつも「ながら」なので、相当「へぇぇ~~」と感心したり冗談で笑ったところくらいしか憶えてないんですね。でもノートを取ろうとすると、必然的に「TVを観ること」に集中しますから、俄然頭に入ってくる情報量が増えますね。いや、至極当然のことなんですけど、自分で実践してみてこんなにも違うものか、こんなにも自分は普段「つまらない」見方をしていたのか!! と衝撃を受けたので。まぁがっつりノートを取れる講義形式の番組はそうそうあるもんじゃないんですが……。それでもこれに味を占めて、教養系の番組を観るときはPCを閉じて、ノートを開いて、気になった固有名詞だけでも控えるようなことをこれからはやっていきたいな、と思いました。もったいないもん、目の前で面白いことが言われてるのに逃すなんて。 [0回]
2010/05/02 Category : Art 「ジャンルー・シーフ写真展」@東京都写真美術館 森村泰昌展に続いて、こちらも。『All Tomorrow's Girl』のfumi_oさんがファンだと伺い、それならばと行ってみた。素晴らしかった! です。構図が厳密かつ優雅で、ひたすら美しい。モノクロームとあいまって、ひとつひとつが静謐。なんかもう、全部お手本にしたい感じ!私別に写真やってないけど!笑イヴサンローランがあぐらかいてる写真は聞きしに勝る素晴らしさでしたね。あと彼氏の人はジェーン・バーキンの髪が乱れたアップの写真の前でずっと立ち止まってた。セルフポートレートも洒脱な感じだし、本人もいい男なんですね。ファンが多いのもうなずけます。ていうかなったわ、ファンに。写真集、買いました。 [0回]