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紫式子日記

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ボーイズ・エアー・クワイア『バッハ』


Boys On BACH
Boys On BACH



なんだか最近、癒し系の音楽しか聴きたくありません。

卒論上がって気持ちが落ち着いたのか、

はたまた疲弊して安らぎを求めているのか。



あとはバッハが聴きたかったんですよね。

今年はモーツァルトイヤーだったらしいですが、

私はだんぜんバッハ派です。

バロックバロック。



そして出たアタリがこれ。

ボーイズ・コーラスの少人数ユニット(このCDでは9人)、Boys Air Choir。

ただでさえ美しいバッハの旋律を、

汚れない歌声で編み上げています。



ボーイズコーラスってのは実は初めて聴くんだけど、

やっぱ成人女性の歌声とはちがうんだね。

透明感はあるけど丸みがないというか、

ほんとうに子どもの声ってかんじ。

ちょっとキンキンしてる。

でもそれが清らかさを感じさせる。

さわやかな気分になります。



やっぱ『主よ、人の望みの喜びよ』はいいなぁと再認識。


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虫プロダクション『アニメラマ3部作』@ポレポレ東中野




30年ぶりの劇場公開だそうです、虫プロダクション制作「大人のためのアニメ」『アニメラマ3部作』

キャッチコピーは「親子で見れない手塚アニメ」、ポレポレ東中野にて。

ファミポートで前売三回券を買えば、3600円=1本1200円で観れます。

私はソレ買って昨日観てきました、イッキに3本



13:00〜「哀しみのベラドンナ」から始まるコースで観たのですが……。

コレ最後にまわせばよかったorz



あの、ライトな話からさせてもらえば、えぇ、すばらしいんですよ。

技術うんぬん、動画うんぬんじゃなくて、作り手が芸術性に気合入れてるってのがよくわかる。

メッセージ性も強い。



『千夜一夜物語』


「富も名誉もむなしい」

っていう古今東西語られてきた

(だけどいまの日本じゃハナで笑われそうな)

テーゼを、あくまでポジティブに! あくまでハッピーに伝えなおしてくれます。

ギャグのタイミングとか配分も、手塚先生のマンガみたい。

あの明るさってのは何なんだろうと思うと、

やっぱり主人公のアルディンが

「死んだら何にもならねーさっ」

ってスタンスで、しぶとく生きてるところなんでしょうね。

とちゅうの「土壁をホネを杭替わりによじのぼる」ところなんか、『火の鳥 黎明篇』のラスト、タケルが穴を出るシーンとかぶってより強烈な印象。



『クレオパトラ』はSFと大河とオチャラケが混ざっていて、100%マジメに観てはいけない。

と思う。

でもラストの

「ローマ人はエジプトから出てけー!」

って叫びは、SF舞台で異星人を侵略しようとしてる地球人の内部告発になってて、油断ができない。」あとキャラクターデザインはあの小島功先生なので、女性キャラの横顔が『ヒゲとボイン』です。

わかんない人は黄桜カッパ想像してね。



んで、『哀しみのベラドンナ』ですが……。


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「一年の計は手帳にあり」


どうも今年は「年の瀬」感がないなぁと思っていたら、9月のアタマに手帳購入を済ませてしまってあったからだと思い至る。

去年はこんなこと書いてましたね。

1年は早い……。



今年の手帳はこれ



マークス・スケジュールのプレステージ・エディション A6バーチカル/シルクタイプ/フヌイユ(ペールグリーン)。

就職もする(はず)だし、ご多忙なバーチカルタイプを使いたいなぁ、と思って。

んで、いろいろ見比べていちばん使い勝手がよさそうだったバーチカルがこれだったんですよ。

バーチカルといったら「クオ・ヴァディス」なんでしょうけど、日曜日が横に寝てるところとか、メモ欄に「TEL」とか「mail」とかいちいち入ってるのがイヤだったんですよね。



タイトルはビレバン新宿ルミネ店にあったポップです。

そうそう、どういう生活をしたいかによって変わってくるからね、合ってる手帳って。



卒論出したらこの手帳に切り替えます。

もうひとふんばり。

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草間彌生、蜷川実花、森山大道『パプリカ』公開記念「夢の女」展開催


やばいこれ観にいきたい



『パプリカ』公開記念「夢の女」展

日程:11月22日(水)〜12月12日(火) ※3週間

場所:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(六本木ヒルズ内)

1Fアートコーナー ギャラリースペース 入場無料

出品者:会田誠、天明屋尚、青山悟、草間彌生(※新作書き下ろし)、森山大道、蜷川花実(敬称略、6名)



映画自体は12月に友だちと観にいく約束してるんだけど、ひとあし先に行っとこうかな

六本木ならバイトの帰りに寄れるし



映画『パプリカ』公式サイト

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酒井健『ゴシックとは何か―大聖堂の精神史』


ゴシックとは何か―大聖堂の精神史
ゴシックとは何か―大聖堂の精神史


電車移動時用だったこの本……。

読み終えました。

いやぁ、ひさびさのヒット

(ひさびさも何も、そもそも学術書読んでナイってうわさ)

いやでもホント、ガチで面白かったです。

んで、読みやすいの。 ←これだいじ。不勉強な学生さんだから



内容は中世のゴシック成立〜ルネサンスでのゴシック弾圧〜18cのゴシック・リバイバル、オマケでガウディ、って感じ。

んでゴシック建築ばっかり延々と追ってるワケじゃなくて、当時の市民感情、政治的・宗教的戦略、他の文化とのカラミまでぜーんぶ書いてくれてある。

曰く、

「ゴシック大聖堂を通して我々はヨーロッパ文化を知ることができるし、

 また逆にヨーロッパ文化の中にゴシックを置いて眺めることにより、

 ゴシックの何たるかもわかってくるのである。」



のっけから感動したのが、ゴシック大聖堂は農村から都市に流入してきた民衆の自然信仰心を慰め、かつ宗教面で統率するという相反した目的を満たすために建てられた、ってコト。


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