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紫式子日記

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『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン


ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット


すっごい今更なんだけど、
みんなが薦めるから読んでみた。


面白すぎて2日で読破でけた。
自分でもびびった(。∀゜)


これ、ソースも当たらなきゃだけど、
いろいろタメになるねー。フリーメイソンとか、
日本に住んでるとあんま馴染みないし。
『アイズ・ワイド・シャット』とか、
最近の風俗を取り入れてるのもいいですね。

キリスト教、あるいは歴史の呪縛から
自由になれた気がします。


しかし何だってミステリは
どーでもいいロマンスが出てくるかね。
それも含めて、下巻はややダレた印象。
なんとなーく「読めちゃった」し……。
エンディングも大団円すぎて
なんか歯ごたえがないですにゃん。

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『花ざかりの森・憂国』三島由紀夫


花ざかりの森・憂国―自選短編集
三島 由紀夫
4101050023


昭和53年発行の紙が茶けたやつを、

父親の本棚から拝借して読んでたら

感 心 さ れ ま し た



・・・・・・( ・ω・)





流麗な文体も、

登場人物たちのやるせなさも、

平成になった今なお衰えていないのは

さすがミシマ。



『憂国』だけは映画観てすぐ

立ち読みしたんだけど、

改めて読み返して、

「あぁ、こうなりたかったんだろうなぁ……」

「実際、自決後の世ではどう見られてるかなぁ……」


と、思い巡らせてみたり。



森村泰昌がね、

三島由紀夫の自決を

「戦後日本のトラウマ」

みたいに言っていたんですよ。



確かに、なんとなく、言及するのが

はばかられてしまう話題
じゃないですか?

誰よりもまず、三島由紀夫の身内が

触れてほしがらなかったようなところがある。

そして日本全体が、そうなっていたような気がする。



ま、そこに敢えて触れようというのが、

いま森村泰昌がやってる試みなのですが……。



本の話に戻ると、ミシマ本人による

作品解説も付いています。

『憂国』については露骨に

力を入れて語っているので、

そちらも必見。

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『流れる』幸田文


流れる
幸田 文
4101116024


すっごくうっすい文庫本なのに、

読むのにめっさ時間使いました。

2週間とか、3週間?



たぶん「濃い」んだな。

描写の綿密さとか、的確さが。

歯ごたえのあるおせんべいみたいな。



それが短編だとちょうどいいんだけど、

長編になるとアゴが疲れる。

でも、食べてしまう。

滋養とか滋味とか、

そういうものを感じて。



ド名作だから、いまさらあらすじを

説明するまでもないけれど、

戦後、傾きかけの芸者屋に

泊り込みの女中として勤めだす、

幸田文の自伝的小説。



幸田文の作品って、

ストーリーから何かを得たり

感じたりするもんじゃない

私は思ってる。



だから彼女の作品には、オチがない。

いらない。

実際の生活だって、オチるもんじゃなく、

続いていくものだし。



仔細な表現からわかる、

幸田文の観察眼・感受性に

びびるために
、読んでいる。

あくまでも、私は。



この作品は、すごかった。

長編だけど、ダレることなく、全編を通して

芸者たちの浅ましさ・愚かさ、

そして愛しさが伝わってきた。



この人の精神力ってすごい。

疲れも飽くこともしらない、

人間ビデオカメラみたいだ。。。

と思う。

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展覧会「中村宏|図画事件 1953-2007」




★名古屋市美術館HP/展覧会ページ



たしかMOTでやっていたのだけど、

あそこいけすかないのでw

行きそびれていたのね。



この人の作品は、

確か中学だか小学校だかの

美術の資料集で見てた

気がするんだけど。これ↓





作家名とか、他の作品とか

意識したことはなく。

初期作品〜近年の作品

(御存命なのですね・・・;)

を網羅したこの展覧会は、

ありがたいものでありました。



ロシア・アヴァンギャルドとか

そうだったんだと思うんだけど、

えてしてこういう

実験的な画風の人は、

実験的な政治思想

結びつきがちというか・・・




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映画『トランスフォーマー』


トランスフォーマー (製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 監督:マイケル・ベイ)
トランスフォーマー (製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 監督:マイケル・ベイ)




『トランスフォーマー』観てきましたよ。



イャ面白い。

面白いんですよ、

最初に言っておきますと。



ただどーしてもアレね、

私がアメリカ映画観ると

素直に楽しめなくてよくなーいね


というのを、いつもながら。





とうとうアメリカ映画は

アメリカ映画のパロディを

始めますた。


というのは、

『カーズ』あたりで

わかってたことなんだけど。


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