2007/10/14 Category : Movies 気になる映画、数作。 『闇と光のラビリンス』イジー・バルタ★イメージフォーラム・ダゲレオ出版サイトまたマネキンかよ!!『オー!マイキー』をベルメールの人形愛の系譜に連ねてみたくてしょうがない。『サウスバウンド』★公式サイトトヨエツ好きで70年代interestedとしては観ておくべきかも、と。54年生まれウヨの父も注目しておりました。『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』★公式サイト『サウスバウンド』とはまたえらい違ったアプローチなのですが。『カフカ 田舎医者』★公式サイトなんか予告編見る限り「オトナのための 日本むかしばなし」って感じでした。『クワイエットルームにようこそ』★公式サイト松尾スズキを摂取したい気分。明るいメンヘル加減が良さそう。大竹しのぶを観に行くだけでモトが取れそうな予感もする。 つづきはこちら [0回]PR
2007/10/13 Category : Movies 映画『追悼のざわめき』 ★公式サイト★追悼のざわめき デジタルリマスター版 - goo 映画「追悼のざわめき(デジタルリマスター版)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>で、観てきました。いや、ひどいわ。山本直樹ふうに言うと、しどいわ。やっちゃいけないってことを、あらかたやっています。猟奇殺人、近親姦、人形愛、輪姦、強姦致死、カニバリズム。いえ、でもね、そんな映画今まで何本も、てほどじゃないけど何本か見てきたし、平気だと思っとったのですよ。でもむりだった……orz手ブレ活かしまくりの映像で、酔ったっていうのもあると思う。映像うんぬんを除いても、気持ち悪くなってた。嘔吐シーンが「吐いてる人の背後」じゃなくて、真正面から口から将に出たところを大写しだったりして、そこで「おえっ」て来た。鼻歌や、切なくて優しいメロディーが全編を通してのBGMってのもたぶん気味悪かった。変な色気とか……マネキン人形、小人症の「夏子」、美形兄妹の妹の「らめぇぇぇぇぇ」ってなりそうなほどいやらしいふともも……。会田誠が推薦文を寄せているんですけど、確かに彼の作品みたいな感じ。(ちなみに肩書きは 「ヘンタイ芸術家」。)グロいしタブーだしエロいんだけど、ついつい見入ってしまう感じ。怖いもの見たさ? つづきはこちら [0回]
2007/10/12 Category : Movies 映画『ハンニバル・ライジング』 ハンニバル・ライジング 完全版 プレミアム・エディション原作は秀作で、さらさらーっと読めたのですが……。「メリハリ」のことで言えば「ハリ」ばっかりで(虐殺シーンが連続して)疲れました……。主役はイケメン。「高貴な血で、知的で、 かつクレイジー」ってキャラを、きちんと演じていました。なんとなく鼻の感じがアンソニー・ホプキンスに似ていたのもポイント高い。しかしなぜハリウッドで日本人役をやらせるとなると、コン・リーになるのだろう……。工藤夕貴がいるじゃあないか。剣道とか、合間合間に挟まってたジャポニズムにも辟易した。比較的マシな日本趣味でしたが。 つづきはこちら [0回]
2007/10/12 Category : Movies 映画『ダ・ヴィンチ・コード』 ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディションそうそう、やっとこ観たんですよ。あの重層的な作品をよくぞ、と意欲は買うし、たぶんそこそこよく出来ているんだが、「映像による原作の補足資料」の域を出ていないのが残念。あとエンディングシーンは、あんなに一気にシオン修道会員集まっちゃって大丈夫なのだろーか。映画だから見た目にドラマチックにするのは仕方ないんだけれど、演出に気合入りすぎて若干あほっぽさが出ていた感。知的推理ゲームの趣が削られて、アクション重視になっちゃってたりね。オドレイ・トトゥとジャン・レノは原作のイメージとは違いましたが、案外ハマっていて安心しました。つぅかもっかいヨーロッパに行ってちゃんと「美術の旅」をしたい……。ノートル・ダムにハマったのがパリに行った後だった自分とか、愚かすぎる……。★原作の感想はこちら [0回]
2007/10/11 Category : Comics 『サプリ 5』『サプリ 6』おかざき真里 珍しくブックオフに出物があって、フィルムも掛かってなかったから立ち読み。そもそも『働きマン』もあまり好きではないが(私はちゃんと土日休める生活がしたい)、『サプリ』はもっと好きじゃない。と、いうのは、主人公のミナミが何をも肯定していないというか、何も主張していないと言うべきか。『働きマン』の松方は「仕事したなーって思って死にたい」とちゃんと言葉に出している。でもミナミはそういう訳じゃない。特にこの巻では「女の子の中にいるのが合わないから」「男の中に混じって 仕事するほうが楽だから」といった台詞でそのことが明確にされていた。ミナミと両想いになっているカメラマン・サハラもミナミと自分との共通点を「常に溺れていて、 しがみつけるものに しがみついてしまう」と表現する。もともとこのまんがでは「水」に関する描写が多い。雨による心象表現、川による内面描写、バスルームでのセックスシーンなんてのもあった。「水」は「流されるもの」の象徴。製作者側が意図的にそれを使っているとして、だとしたら何を肯定し、何を表現したいのか。『働きマン』は仕事まんがだが、『サプリ』は恋愛まんがだとカテゴライズした方がいい。確かに仕事をしているシーンもあるし、ミナミがそれにやりがいを持っていることも描写されている。現実の壁にぶちあたるところも。しかしどうしても紙幅をとっているのは恋愛にまつわるシーンなり描写で、その恋愛に関してすらミナミは「流されて」いる。芯のないヒロイン。この作品の、何かがよくて読んでいる訳ではない。つい読み進めてしまうのは、自己嫌悪という形の共感からだ。いつか『働きマン』も『サプリ』も素直に読めるようになったら、私も丸くなったということだろうか。 [0回]