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2014/06/14
Category : Books

ここ4ヶ月で読んだ本＆これから読む本

久しぶりに読書のことなど。
2月に勤務先近くの図書館でカードを作って、
長い通勤時間を読書をして過ごすようにした。

宝塚関連が多いのだけれど、
目についた本をふらふらと借りることもあり。

あと、松岡正剛先生の教えにしたがって、
なるべく似たジャンルの本は立て続けに
読まないようにしていました。

タカラジェンヌの太平洋戦争 (新潮新書)
玉岡かおる

新潮社 2004-07
売り上げランキング : 460433

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ドラマ『愛と青春の宝塚』が宝塚との
初めの接点だった私にとって、
是非とも読んでおきたかった本。

戦争が終わることを信じて宝塚を
守り続けたOGの方たちの足跡を垣間見て、
読みながら電車の中で泣いてしまった。

愛と青春の宝塚～恋よりも生命よりも～ [DVD]

なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか　観客を魅了する「男役」はこうして創られる
中本千晶牧彩子

東京堂出版 2011-10-11
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「なぜ」の理由というよりは、
現在のトップスター・トップコンビ制度が
どのような過程を経て作られてきたのか、
という、歴史のまとめ本みたいだった。
勉強にはなりました。

一夢庵風流記 (新潮文庫)
隆慶一郎

新潮社 1991-09-30
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愛と青春のすみれキッチン
宝塚歌劇を愛する会白ふくろう舎

祥伝社 2013-04-19
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宝塚の「社員食堂」すみれキッチンのメニューを
OGたちからの情報を基にレシピ化した本。

料理本としての実用性というよりは、
「あのジェンヌさんもこれを食べて……」
「インタビューで話してらしたメニューは
　これのことか……」
と、タカラジェンヌの皆さんを
（勝手に）身近に感じられるという点で
有用な本なのでは。

歴史・祝祭・神話 (岩波現代文庫)
山口昌男

岩波書店 2014-01-17
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これ「ジャケ借り」ならぬ「タイトル借り」したのだけれど、
すごーく面白かった！

古代から続く「はたもの」を殺す文化を辿って、
「トロツキー殺し」「メイエルホリド殺し」も
それらに類する出来事だった、というような内容。

久しぶりに脳が興奮する感覚がはっきり味わえた。
ひとりで現代文の板書みたいな読書ノート作りました。

文楽の世界
権藤芳一

講談社 1985-06
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これも宝塚関連で読んだ本。

文楽の演目『冥途の飛脚』を原作にした
『心中・恋の大和路』という作品が宝塚歌劇にありまして、
その予習として文楽の勉強をしておきたくて借りた本。

1見開き1テーマ、右ページが開設で
左ページが図版、という構成になっていて、
恐らく文楽に詳しい方には食い足りないのだろうけど、
私のようなド初心者にはとても読みやすく
とっつきやすい本でした。

★『心中・恋の大和路』 | 雪組 | 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ | 宝塚歌劇 | 公式HP

あしながおじさん (新潮文庫)
ジーンウェブスター Jean Webster

新潮社 1954-12-28
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中日劇場でミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』を観て
感銘を受け、原作も読みたくなって借りた。

★シアタークリエ『ダディ・ロング・レッグズ　～足ながおじさんより～』
★『ダディ・ロング・レッグズ』大千秋楽観てきたよ - ヅカ式宝塚鑑賞日記

本当は『ダディ・ロング・レッグズ』日本語版の
訳詞を担当された今井麻緒子さん訳のものが
読みたいのだけれど「現在お取り扱いできません」
なんだよなぁ……。

あしながおじさん

ヒトはなぜ絵を描くのか――芸術認知科学への招待 (岩波科学ライブラリー)
齋藤亜矢

岩波書店 2014-02-05
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これも「なぜ」の部分は結局書かれてないんだけど、
「チンパンジーにも個体によって画風がある」とか
「目が欠けた絵を見せると、ヒトの子どもは
　無い目を補おうとするが、チンパンジーはそれをしない」とか
「へ～」となる情報がいっぱいでした。

脳の話はどうしてこんなに面白いのかね。
自分自身の話だからだろうか。

死都ブリュージュ (岩波文庫)
G. ローデンバック窪田般弥

岩波書店 1988-03-16
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クノップフがこの小説に感化されて
『見捨てられた町』という絵を描いてるんですね。
その絵を美術館で観たとき、キャプションで
それを知り、読んでみたいなと思っていたのです。

陰鬱で息の詰まるような街と日々の描写、
街がカーニバルの陽気な狂気に浮かれる中、
狂っていく主人公の運命。

うん、やっぱり祝祭を上手いこと
使っている物語は良いですね。

日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)
松岡正剛

日本放送出版協会 2006-09
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すごーく面白かったんだけど、読むのすごーく苦労した！

個別の事象をいっぱい挙げて、それらの共通点から
自説を裏付けていくという構成を取っているんだけど、
その個別の事象ひとつひとつが面白くてためになって、
そっちに気を取られて論旨がわかんなくなって
また章の頭から読み返す……というのを繰り返していたから。

読むのに1ヶ月以上掛かったのかな、
2回貸出延長しました。あはは

以下は積ん読。

ちくま文学の森3巻変身ものがたり
安野光雅森毅

筑摩書房 2010-10-08
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最初の数作を読んだのだけど、
気が重くなるものばかりで、
なかなか読み進められない……。

怖い絵　泣く女篇 (角川文庫)
中野　京子

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-07-23
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無印の『怖い絵』が面白かったので。

怖い絵 (角川文庫)

名画はなぜ心を打つか (講談社文庫)
瀬木慎一

講談社 2007-07-14
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『一夢庵風流記』も再読したいなぁ。
勤務地が変わって通勤時間が短くなったため、
電車の中で本を読むという習慣が
なくなってしまいました。

まぁそのうち……。

[1回]

紫式子日記