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紫式子日記

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『ゴージャス★アイリン』荒木飛呂彦


『ジョジョ』は第1部と現在とでえっらい絵柄が違う、というのはよく言われる話だけれど、
それより前の「もっと絵柄が違った時代」の作品集(`・ω・´)

『魔少年ビーティー』(パイロット版)なんかは、手塚治虫とか、
トキワ荘時代の「日本の少年マンガ」なかんじ。

だけれど「ウジュルウジュル」(何かが蠢く音)とか
「バアァ~ン!」みたいな登場音とかはすでに「荒木」で
読んでいてえっらい盛り上がったwwwwwww



あとは物語の作り方か。

「サスペンス」を基本にしている。
これは「読ませる」ための技法。

密室(状態)での対決シーンとか『ジョジョ』にも結構あるけれど、
それは荒木先生が考え抜いて導き出した「読ませるメソッド」なのだとわかる。
実際スリリングで面白いしね。

そういう、荒木先生の「頭で描いてる」感じ、理知的な部分と、
「まんがが好き!」「描きたい!!」っていうアツい想いとが味わえる作品集。



ジョジョは「真っすぐ」な主人公たちが織り成す「人間賛歌」だけれど、
これに収録されている初期作品には「人間の闇」みたいなテーマに
終始しているのもあって、ちょっと手塚治虫の青年マンガ的な「暗さ」も楽しめます。



ゴージャス・アイリン (ジャンプスーパーコミックス)
ゴージャス・アイリン (ジャンプスーパーコミックス)

魔少年ビーティー (集英社文庫―コミック版)
魔少年ビーティー (集英社文庫―コミック版)

バオー来訪者 (集英社文庫―コミック版)
バオー来訪者 (集英社文庫―コミック版)

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